2012年02月06日
◆五反田団「びんぼう君」
五反田団。2度目の袋井公演。 昨日の公演に行った。
2008年にも 同じ集会室Cで 「すてるたび」の公演があった。
以前と同じように、実にシンプルな舞台構成。
地方ではなかなか体験のできない「小劇場」での劇団公演。
アフタートークでの前田氏は、東京だから地方だから何かが違うということはなく、むしろ、その日その日ごとに様々な要因があって、観客の反応も異なる。と。
ただ、やはり、選択できる機会が少ないのは事実。地方の施設では客を呼ぶために、都会でヒットしたものや話題になった作品をもってくることが多い。メディアにも影響されやすい。
一方的に流される情報を鵜呑みにするのではなく、自分で探して選んで足を運び、良し悪しも自分で判断する。そういう事が日常的にできるようになる。 こういう体験が文化ってものを育てる基本のような気がする。
昨日は少々体調が悪く、90分の公演に耐えられるだろうか、と心配だったが、具合の悪さも吹っ飛んだ!
面白かった!
これが20歳頃に書いた作品だというから驚きだ。
舞台のつくりも、設定も、すべてがシンプルだから、セリフが活きる。
ひとつひとつのセリフの中に、優しさとか、相手との関係性とか、それぞれの役柄の奥行だとかが、絶妙に表されていて、すごく心に沁みる。やはり 書く人 なんだなぁ。
袋井高校の演劇部の生徒がこの集会室を「小劇場」に変える作業をしてくれたそうだ。
お疲れ様でした。ありがとう。
地方にいながら高校時代に、こんな劇団公演の手伝いができるなんて、うらやましいぞ^0^
Posted by kura-ft at 15:37│Comments(0)
│月見の里