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2008年12月03日

◆尺貫法-2 (廃止→復権)

◆尺貫法-2 (廃止→復権)今でも生活の様々なところで使われている尺貫法ですが、日本も国際基準(メートル、リットル法)に合わせようと、
昭和34年(1959年)に廃止され、公的文書での使用が禁止されました。 違反をすると処罰を受けたのです。

その頃は、尺貫法を用いて警察に連行される人もおり。物差しも尺寸法の物は売ってはいけないとのお達しで、メモリの無い指矩(さしがね)が売られたりしたとか。 いやはや・・・

中学時代、ラジオっ子だった私は「誰かとどこかで」という、永六輔氏の番組を聴いていました。 一度、投書したら、直筆サイン入りの葉書が返ってきましたっけ。^0^
この尺貫法について、永氏が番組で語っていたという記憶があります。

永六輔氏は「尺貫法復権運動」を起こし、マスコミで発言したり、職人さんたちに呼掛けたり、芝居でのパフォーマンスなどを繰り広げました。
結果、法律は変えられなかったものの、伝統的な業種における尺貫法の例外的使用を認めさせたのでした。

これによって、慣例的に尺貫法を使用していた人達が、処罰を受けることもなくなりました。
今では尺寸の入った指矩やスケールが普通に売られています。
法定単位ではありませんが、現場では必要な単位なのです。
木造建築、和裁、醸造業などでは、なくてはならない尺貫法。
時に過激な発言もある永氏ですが、この尺貫法に関しては、彼の功績は大きいと思います。


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この記事へのコメント
とれたて食楽部のぴよみです。

昨晩のfec親睦会は楽しかったですね!
どのオーナーさんもとてもパワフルで、良い刺激を受けました。
今後ともよろしくお願いいたします<(_ _)>


私も前職では尺や寸が当り前の世界だったので、尺貫法はお仕事によっては必要な単位だなと思います。
着物なども何センチで言われるより、尺とか寸の方が長さや幅などをイメージしやすい気がします。


倉布人さんのように、さりげなく着物を着られるのっていいですよね!
また機会があったら、着物のこと、いろいろお話できるとうれしいです。
Posted by ぴよみ at 2008年12月04日 14:08
ぴよみさん
楽しかったですねぇ♪ 本当に皆さんパワフルです(笑)
こちらこそ宜しくお願いします!

そう、建築に関しては、間、尺、寸の方がイメージしやすいですね。
でも、着物の寸法はcmでないと把握できません。
鯨尺は、イメージに変換できないです。^_^;
このことも丁度BlogにUPしようと思っていたんですが。

着物は「好き」ってだけで、まだまだ・・・
とりあえず、着てみよう、という意気込みだけです^_^;
修行中なので、いろいろ教えてください♪
Posted by cloth at 2008年12月04日 17:51
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◆尺貫法-2 (廃止→復権)
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