倉布人の「日常空間」を綴ります。 建築、生活アート、ものづくり、など・・・ 様々な分野のクリエイティブな活動を通して 「ひと」「もの」「こと」「くうかん」 をつなぎ 地域の力に
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2013年08月03日

建築×アートの旅10 ~内子町並み~

まだ、終わっていなかった。旅日記。^0^; 備忘録としてお付き合いください。

愛媛県喜多郡内子町。江戸後期から明治にかけて木蝋の生産で栄えた古い町家群。
「町並み保存」による まちづくりを先駆けて行った町です。
住民と行政、そして、様々な専門家によって、町の魅力を活かした「まちづくり」
内子町のまちづくりの経緯を記した書面によると

・・・・・・「地域の素材を生かす」という考え方である。今までになかったものを持ち込んで新しい価値を付加しようとするのではなく、元来地域にあるものやあったものを活用したり再びよみがえらせることによって、地域の再評価の象徴としようとしている。そのことが、これらの取り組みを地域住民と遊離したものとすることなく、むしろ地域住民の共感を得るものとしていると考えられる。・・・・・・

今、まさに求められているのは、こういうことではないでしょうか。
足し算していくのではなく、むしろ引き算をして、残ったものを大切にまもり育てていく・・・これからのまちづくりはこういう方向にいくべきではないでしょうか。

1982年(昭和57年) 八日町護国の町並みが国の重要伝統的建造物群保存地区として選定されました。
建築×アートの旅10 ~内子町並み~


建築×アートの旅10 ~内子町並み~


愛媛県に入った辺りから、屋根の鬼瓦のところに帆のようなものが・・・

とりぶすま(鳥衾):鬼瓦に鳥が止まったり、糞をかけたりしないようにするため、鳥が止まる場所としてつくられたもの。 鳥衾は火災よけとして「船の帆」「波」など水に関係のある模様をつけていることがあります。 金比羅信仰の多い瀬戸内沿岸地方では、船の帆を型取ったものが多いのだそうです。
建築×アートの旅10 ~内子町並み~


鏝絵(こてえ):漆喰による浮彫。町のあちこちで見られます。見事。
建築×アートの旅10 ~内子町並み~建築×アートの旅10 ~内子町並み~
ああ、日本の住まいって、いいなぁ・・・
他にもいろいろ廻って、写真も沢山撮りました。
建築×アートの旅10 ~内子町並み~


建築×アートの旅10 ~内子町並み~


建築×アートの旅10 ~内子町並み~


建築×アートの旅10 ~内子町並み~


建築×アートの旅10 ~内子町並み~


吉田桂二先生が改修設計をされた 民宿「月乃家」
内子には、先生が設計された公共施設がたくさんありますが、大きい施設よりも、やはり こじんまりとした「住まい」に、先生らしい細やかさが表れているなぁ、と感じました。
建築×アートの旅10 ~内子町並み~


木蝋を記念に。。。
建築×アートの旅10 ~内子町並み~


さて、この日はこの後 「道後温泉」へと向かいます。続く・・・


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