2009年12月23日
◆淡路島~洲本のレンガ建造物~
かつて、鐘紡の工場が建ち並んでいたという洲本。工場は昭和60年に操業中止。
中心にあったレンガづくりの建物は住民の運動により、取り壊さずに保存され、地域活性化に生かされています。
80年ほど前に建設されたレンガ構造部分は、1946年(昭和21年)の南海大地震、1995(平成7年)の阪神淡路大震災阪神淡路大震災にも耐え、平成7年~13年にかけて都市施設として再生されています。
洲本図書館、中庭へと。 レンガ塀がRCの臥梁(がりょう)で補強されています。
ひとつひとつのレンガに味わいがあります。
隣の「洲本アルチザンスクエア」には、かわいいカフェや、雑貨屋さんなどもありました。
なんと、レンガ造りで 4階建て! よくぞ、2度もの大震災に耐えた、と。
素晴らしい財産だと思います。
この公園の樹木は、伐採せずに残すように、という条件をカネボウ側から出されたいうことです。
樹木もまた、年月を経て人々に育てられてきた財産であるという考え方に、共感を覚えました。
施設においても、ハード面だけを一気に改修するのではなく、レンガ造りの建物が経てきた歴史と同じように、ゆっくりと検討し、再利用の方法を導き出したいという方針を掲げているようです。
Posted by kura-ft at 23:18│Comments(0)
│建築