2008年11月13日
◆塗り壁
自然素材の塗り壁材として「珪藻土」がよく使われるようになりました。
自ら塗ってみたい、という方も多く、そのお手伝いもさせていただいています。
珪藻土(けいそうど)とは、はるかかなた昔(太古)の植物性プランクトン(珪藻)が、長い年月をかけ海底や湖底に堆積して化石化した天然の鉱物です。
壁や天井に塗ることによって 「調湿」や「脱臭」の効果があります。
また、「火に強い」土ですので、七輪などの原料に使用されています。
この「珪藻土」はメーカーによって、その成分は様々です。
珪藻土を壁材として使用するには硬化させる材料を入れる必要があります。
合成樹脂が多く入ると、施工性はよいのですが、珪藻土の特徴である超微細の無数の孔が壊れてしまい、本来の性質を活かすことはできません。
珪藻土の機能を活かすならば、石灰・セメント・石膏等々の「自然素材系」 の硬化材料との組み合わせが望ましいでしょう。
せっかく「珪藻土」を塗るのなら、見た目だけでなく、機能も活かしたいですね。
着色材によって様々な色を出したり、塗り方によって表情もまったく変わります。
部分的に珪藻土を塗ってアクセントにしても良いですね。
下地材によっては下処理が必要になりますので、ご注意を。
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Posted by kura-ft at 11:39│Comments(0)
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