◆6の字穴・・・再び
可睡斎の「6の字穴」 小学校の遠足の思い出。
小さな洞穴だけど、6の字になっていて・・・入ったことがある人も多いのでは?
戦国時代、武田勢に追われてきた徳川家康がこの穴に隠れ 命びろいをしたと言い伝えられています。
さて、この「6の字穴」事情により何年間か 閉ざされていました。
しかし、久能山東照宮が国宝となり、もうすぐ家康没後400年。
可睡斎は家康に大変ゆかりのあるお寺です。整備して再び皆さんに入っていただこう。と。
ご縁があって改修のデザインをさせていただきました。
いかにも改修した様にはしたくなかったので、経年した石などを境内からいただいて、風景に馴染むように。
入口は土の剥離を防ぐため、アイアンにつるをからめて。 アイアンも自然な色合いに塗装。
足元の危ない所も 突き固めました。
施工は「薫風」の木下さんにお願いしました。こういう感覚を解ってくださる庭師さんです。
イメージをいい感じにアレンジしてくださいました。
説明文も自然の中に溶けこむように・・・
今月の28日には 奥之院不動尊大祭 が開催され、花火も打ち上げられます。
長い階段は大変ですが、ここからの眺望と涼しい木陰。
ひととき暑さを忘れます。
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