吉行淳之介

kura-ft

2007年03月09日 05:57

先日、建築士会の「建築探訪」で、久しぶりに「吉行淳之介文学館」を訪ねました。
伝統建築の中村昌生氏設計。
文学館には、宮城まり子さんに宛てた手紙などもあり。
筆の進まない吉行が「君がいないと、どうも僕はダメなようだ。」
というような・・・


その吉行淳之介の旧制静岡高校時代の散文詩が発見され、
発売中の「サライ」に掲載されています。
誌面ではその人生を、主に食や遊びといった面から語られ。
「ダンディ」・・・知性と上品なエロチズム。
真に「イイ男」、だったのだな、と。
その吉行の心を掴んだ宮城まり子という女性・・・
サライではその遺言書も掲載されています。
自分のすべてを委ねた宮城まり子・・・
彼女の女としての魅力がどこにあったのか、知りたくなりますね。