◆監獄建築家
明治村に移築された「金沢監獄正門」
なんとも美しいではありませんか。
明治期の近代化に伴い、刑務所も近代化が図られました。
藤森照信氏が
「監獄建築家」と名づけたという 明治・大正期の建築家
山下 啓次郎 の設計。
明治の五大監獄、千葉・奈良・金沢・鹿児島・長崎の刑務所を設計しています。
彼は、司法省で営繕を担当。 欧米に渡り、監獄を視察し、帰国後、これらの設計にあたっています。
名古屋市市政資料館(旧名古屋高等裁判所)等も設計。
この孫が、ジャズピアニスト
山下洋輔氏♪
9月20日の、
袋井・樂土舎でのソロ・ピアノライヴを楽しみにしているわけですが(笑)
まあ、なんというか、さすが。 すごい血筋をもった方であります。
曽祖父は、薩摩藩士。維新後は日本の警察制度創設に関わったという人物。
その関係で、祖父も警視庁に入り、後に「監獄」の設計をすることになった、と。
このくだりは、藤森照信氏の
「建築探偵 東奔西走」に書かれております。
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